日動画廊の古くからの精鋭ギャラリスト、吉野さんが定年退職される直前、最後にこの金色の額を選んでくださったと知り、感動しました。
吉野さんは松戸にある私のアトリエまで作品を取りに来て下さったり、個展の会期中にも額を入れ替えて魅力を引き出して下さったり、、。
また画廊の新人の方に厳しくでも的確な指導される姿が思い出されます。もう少し長く居ていただきたかったなぁ、と勝手ながら思いました。
吉野さんは松戸にある私のアトリエまで作品を取りに来て下さったり、個展の会期中にも額を入れ替えて魅力を引き出して下さったり、、。
また画廊の新人の方に厳しくでも的確な指導される姿が思い出されます。もう少し長く居ていただきたかったなぁ、と勝手ながら思いました。
クレパス画展のポスター
※上の画像の10番が原太一の作品です
※下はフライヤーと笠間日動美術館のパンフレットです
※下はフライヤーと笠間日動美術館のパンフレットです
展示会の詳細
クレパスを使用して作品を描く、というテーマのユニークな展示会です。
76作家、84点のクレパス画のほか、パステル画も展示予定です。
色々なタッチ、色彩に溢れた会場は目を楽しませてくれる空間になると思います!
会期も長いですので、お時間あればぜひ一度お越しになってください😃
【会場】
笠間日動美術館
76作家、84点のクレパス画のほか、パステル画も展示予定です。
色々なタッチ、色彩に溢れた会場は目を楽しませてくれる空間になると思います!
会期も長いですので、お時間あればぜひ一度お越しになってください😃
【会場】
笠間日動美術館
【会期】
2021.7/22 (木・祝)~9/26(日)
【チケット】
・大人1000円
・65歳以上800円
・大学・高校生700円
・中学・小学生 無料
・20名以上の団体は各200円割引 障
・害者手帳をお持ちの方、その同伴者1名は半額割引
【美術館サイト】
http://www.nichido-museum.or.jp/exhibition_next.html
英語のページです↓
http://www.nichido-museum.or.jp/english/exhibition_next.html
【美術館サイトの紹介文です】
子供の頃、誰もが一度は触れたことのあるクレパスは、1925年(大正14)に日本初の洋画を描く画材として誕生しました。子供用の画材としてのイメージが強いクレパスですが、工夫することで様々な描きかたが可能です。塗った画面を指や布で擦ることでぼかしを入れられることや複数の色の塗り重ねによるダイナミックな色彩表現、さらに画面をニードルなどで削るスクラッチ技法など、画家たちはこの身近な画材で、さまざまな描法を試みました。この度は、奥谷博や絹谷幸二ら現代洋画壇を代表する画家たちをはじめ、本展のために制作された若手洋画家のクレパス画をご覧いただきます。また、梅原龍三郎や朝井閑右衛門らのパステル画をあわせて展示し、クレパスとパステルの特徴の違いも紹介します。様々な画家が描く個性的な作品をお楽しみください。
http://www.nichido-museum.or.jp/exhibition_next.html
英語のページです↓
http://www.nichido-museum.or.jp/english/exhibition_next.html
【美術館サイトの紹介文です】
子供の頃、誰もが一度は触れたことのあるクレパスは、1925年(大正14)に日本初の洋画を描く画材として誕生しました。子供用の画材としてのイメージが強いクレパスですが、工夫することで様々な描きかたが可能です。塗った画面を指や布で擦ることでぼかしを入れられることや複数の色の塗り重ねによるダイナミックな色彩表現、さらに画面をニードルなどで削るスクラッチ技法など、画家たちはこの身近な画材で、さまざまな描法を試みました。この度は、奥谷博や絹谷幸二ら現代洋画壇を代表する画家たちをはじめ、本展のために制作された若手洋画家のクレパス画をご覧いただきます。また、梅原龍三郎や朝井閑右衛門らのパステル画をあわせて展示し、クレパスとパステルの特徴の違いも紹介します。様々な画家が描く個性的な作品をお楽しみください。
出品作品について
私の作品は「ギアス氏の肖像」というF10号(53✖️45.5cm)の作品です。本格的にクレパスを使って絵作りをしたのは小学校や保育園以来でしょうか。紙に描いたり、キャンバスに直接描いてみたりと試作品を何枚も描きました。あーでもない、こーでもないと試行錯誤するのは楽しい作業でした。
モチーフは私が描いているシリーズ「うさぎのギアス氏と相棒の犬の旅」の主人公・ギアス氏の肖像画です。
完成したら笠間日動美術館に寄贈させていただくというお話で、小心者の私は緊張していました。おまけに慣れない画材のため、ここは実験作ではなく、私の作品の一番のアイコンである「ギアス氏」を選ぼうと。
自然なことだったと思います。
お話を頂いたのがちょうどニューヨークを舞台にしたシリーズが終わりに近づいた頃でしたので、背景にはニューヨークを想起させるイメージを配置しました。
クレパスの技法について
私なりに面白いと思った方法がありますのでご紹介したいと思います。(絵を描いている方向けの文章ですので、ご興味のない方は飛ばしてください💦)
下地がツルツルしているとクレパスが引っかからずに大変描きづらいので、キャンバスにそのまま描くのはお勧めしません。素直にざらつきのある紙に描くのが自然でしょう。
ただ、私は何度も描き直したりしつこくボカしの作業をしたかったので、耐久性の面からキャンバスにこだわってみました。
キャンバスにざらつきのある下地を作り、上に作画していく方法を閃き、試してみました。この時ざらつきが強すぎるとクレパスの消費が激しく、使いづらくなってしまうことがわかりました。適切なざらつき加減にすることができれば、描きやすくなると思います。
また、基本的にクレパスは乾くことがないため「ぼかし」がし易いと感じました。アクリル絵の具、油絵具などは乾いてしまうとぼかしづらいです。
そういった意味で新感覚の大変面白い画材だと感じました。
1番苦労した点はタッチを入れるたびに少しづつ出てしまうカスの問題でした。
繊細に描きたい部分などは、このカスを除こうとするとせっかくうまくいっていた場所が汚れ描き直しになったり、(イーゼルに立てかけて制作していたため)すでに描き終わっていた下の方の部分に上の方から落ちてきたカスが落ちてくっつき、難儀しました。
このカス問題、小学校の頃も完成度を上げようとした時にも苦労していたような、、、
ラフなタッチならこのカスはむしろ味になるのかもしれません。
今回、私は普段自分が描いている油彩画っぽい雰囲気を目指したためにカス問題に悩まされました。
もしどなたかこの問題を解決した方がいたら、メールなどでお知らせくださったら嬉しいです。
私はピンセットで目立つものを取ったり、指で神経を尖らせながら取る、という方法を選びました。
下地がツルツルしているとクレパスが引っかからずに大変描きづらいので、キャンバスにそのまま描くのはお勧めしません。素直にざらつきのある紙に描くのが自然でしょう。
ただ、私は何度も描き直したりしつこくボカしの作業をしたかったので、耐久性の面からキャンバスにこだわってみました。
キャンバスにざらつきのある下地を作り、上に作画していく方法を閃き、試してみました。この時ざらつきが強すぎるとクレパスの消費が激しく、使いづらくなってしまうことがわかりました。適切なざらつき加減にすることができれば、描きやすくなると思います。
また、基本的にクレパスは乾くことがないため「ぼかし」がし易いと感じました。アクリル絵の具、油絵具などは乾いてしまうとぼかしづらいです。
そういった意味で新感覚の大変面白い画材だと感じました。
1番苦労した点はタッチを入れるたびに少しづつ出てしまうカスの問題でした。
繊細に描きたい部分などは、このカスを除こうとするとせっかくうまくいっていた場所が汚れ描き直しになったり、(イーゼルに立てかけて制作していたため)すでに描き終わっていた下の方の部分に上の方から落ちてきたカスが落ちてくっつき、難儀しました。
このカス問題、小学校の頃も完成度を上げようとした時にも苦労していたような、、、
ラフなタッチならこのカスはむしろ味になるのかもしれません。
今回、私は普段自分が描いている油彩画っぽい雰囲気を目指したためにカス問題に悩まされました。
もしどなたかこの問題を解決した方がいたら、メールなどでお知らせくださったら嬉しいです。
私はピンセットで目立つものを取ったり、指で神経を尖らせながら取る、という方法を選びました。
会場を訪れて
会場にいらしていたサクラアートミュージアム主任学芸員の清水靖子さんにお話を伺うことができました。清水さんはクレパスを愛し、精通されている方なので本当に貴重な体験でした。
描く際に悩まされた問題について、最高のアドバイスを2ついただいたのでここに記します。
①カスは取ろうとせずに、塗り込むようにすることで厚みも出て良いテイストになる
②カスがでてしまうのは、筆圧が強すぎてすでに乗せてあるクレパスを掘り返してしまっているせいなので、力加減を調整するとよい
このことを念頭に、また描いてみたいと思います。
描く際に悩まされた問題について、最高のアドバイスを2ついただいたのでここに記します。
①カスは取ろうとせずに、塗り込むようにすることで厚みも出て良いテイストになる
②カスがでてしまうのは、筆圧が強すぎてすでに乗せてあるクレパスを掘り返してしまっているせいなので、力加減を調整するとよい
このことを念頭に、また描いてみたいと思います。
作品を雑誌「百兵衛」に掲載して頂きました
笠間日動美術館の広告に「ギアス氏の肖像」を使って頂きました!
光栄です(T ^ T)
光栄です(T ^ T)
オリジナルグッズ
笠間日動美術館・限定オリジナルグッズが販売中です。
ご来館された際にはぜひチェックしてみて下さい!!
売店にてお求めいただけます。
また、お電話でご注文いただけるとのことです!
近々オープン予定のECサイトより少しお安く購入できます✨
0296-72-2160
【価格】
マグネット 500円
A 4クリアファイル 400円
ポストカード 110円
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