白日会神奈川支部展について
神奈川・横浜のFEI ART MUSEUM YOKOHAMAにて
2020年11月17日~11月22日に開催された【第52回 白日会 神奈川支部展】に30号の油絵一点を出品しました。
上の写真で左から二つ目が僕の絵です。
毎年11月に開催される支部展への参加は今回で三回目。
初めての時ほどではありませんが、搬入・飾りつけをする初日は心地よい緊張を覚えます。
それは、作業が終わり次第、受賞を決める審査が行われるからと、
それに加えて
自作が沢山の作品の中でどう見えるのか、客観的視座を得られるからです。
また、ライバルであり友人でもある仲間に会い刺激を受けられるのも楽しみの一つです。
支部展は本展のように大作は出品できず、出品作は全て50号以下の中くらい~小品のため、思い切った実験作を出すことが可能です。
このことも支部展に参加して良かったと思っている点です。
コロナ禍なので・・・
2020年11月の横浜は新型コロナウイルスの第三波の真っ只中にあるため、手指の消毒、マスクをして密にならないよう注意しながらの作業。
例年行われていた関口雅文先生による油絵の技法講座や、授賞式、打ち上げが行われないのは寂しい限りです。
しかし国立新美術館が緊急事態宣言を受け閉館し開催できなかった第96回白日会展のことを思えば…開催出来たので贅沢は言えませんね。
出品作品
ギアス氏がニューヨークの街を散策し、一休みしている情景です。
この建物は、僕が滞在中何度も通った画材屋さんを元にしています。坂道ではありませんでしたが。
異国の画材屋さんで見慣れぬ画材を物色し、購入して宿で試してみることは絵描き心をくすぐるワクワクする体験でした。
風情ある建物だったこともあり、機会あれば作品にしようと考えていました。
画中では店の感じは省き、色々なことができる可能性、ポジティブなイメージの象徴としてライトモチーフのカバに昼寝をしてもらいました。
受賞は叶いませんでしたが、描いたことのなかった建物のタイプにチャレンジすることができて満足しています。
いつか加筆して別の展示会に出品することがあるかもしれません。