雑誌、美術の窓7月号の特集「奇想絵画の世界へ」に拙作が掲載されています。
ブリューゲル、ボス、アンチボルトなどが詳しく特集されていますので興味深い内容になっています。本屋さんで見かけたらお手に取ってみて下さい!
以下、記事を転載しました。
学生時代、授業でブリューゲルの「バベルの塔」を知り、そのテーマ、密度、迫力、すべてに衝撃を受けた。神話では人智を結集し建築を試みたこの塔は、神の怒りに触れ永遠に完成することはなかったという。日進月歩の現代の科学と技術に対する信仰は、この話のような道を辿るのではないか。制作するうえで面白いテーマだと感じている。私はたびたびこの塔を変形させて描いている。いつかブリューゲルに迫る作品を描いてみたい。(原太一)